2011年11月8日火曜日

オス・メスの体の大きさ違いについて考察2

懲りないで第2段

哺乳類では、大体の種類でオスの方が大きい。
鳥類では、ニワトリのようにオスが大きい場合とそうでない場合がある。
クモの場合、メスの方が大きい、(飛行できる小さいオスの方がメスに遭遇する確率が上がるという説)
何によって、オス・メスの大きさが決まってくるのだろうか?

性淘汰の考えから、オス・メスの大きさの決定要因について妄想を交えて考察してみたい。

まず、オスの方が体が大きくなる条件として

①メスをめぐって、オス同士の争いがある。
大きなオスの方が、闘争に優位なため、大きなオスが子孫を多く残せる。
そういう進化を得て、オスが大きくなる。

②オスにメスの選択権がある
オス同士争っても、メスが受け入れてくれなければどうしようもない。
オスが選択権を持つには、メスがオスを受け入れざる得ない環境が必要だ。
よって、限定された範囲で生活する生き物であるほどオスの選択権が強まる傾向があると予測する。例えば、群れで生きる生き物は、群れから外れれば生きていけないので、群れのボスであるオスの選択権が強まる。
あるいは、テリトリーを持っている生物、生息範囲が限定される生き物も該当すると思われる。
 
逆に鳥のように飛行できる生物は、移動が自由であり、オスはメスを拘束することができないため、メスの選択権が強まる。メスの選択権が強いと、オスは色や、形が派手になりビジュアルが高まると予測する。
��どの生き物もメスは、ビジュアルにこだわるようです。)

鳥であっても飛べない鳥であるニワトリやダチョウは、オスの選択権が強まり、オスの方が大きくなる。

とまあ、他にも要因はあるだろうが、オスの方が大きなる条件は、上記のように予測する。

ここで、人間性差について考察してみたい。

現在の人間も男性の方が大きい。
各人種間でも、男女の大きさの性差は同じ位らしい。(身長で13cm位)
これは、どちらかと言えば、男性に選択権があった証拠だと思う。
ただ人間の性差は、他の類人猿に比べると小さい。ゴリラは2倍あるらしい。
現在の人類の先祖も初期に行くほど、男女の大きさの差は大きくなることから、初期の人類は、少数のオスがメスを独占する非常に暴力的な社会であったことがうかがえる。

ただ、道具を使用し生活様式が高度化すると、少数のオスがメスを独占する集団より、一夫一婦が主流の集団の方が、断然有利になるはずだ。
集団間で戦闘になった場合、戦闘員である男性の数が違うからだ。
 よって、性淘汰より集団間の群淘汰が強く働いて、一夫一婦制の集団が生存し、女性も選択権を持つようになり、性差が縮小してきたと予測する。
 女性もビジュアルにこだわるし、男性もおしゃれをするのは、女性にも選択権がある証拠だと思われる。

 では、未来はどうなるのだろうか、現在はどちらかと言えば女性の選択権が強いように思えるが、モテル男性は女性を選べる。
 確信を持って言えるのは、ビジュアル(見た目とスタイル)と生活力(経済力)の二つは、かなり影響があり、淘汰圧として働くと思う。
 よって、未来は、しっかり者の、美男美女だらけになる?