2011年11月8日火曜日

超低価格型の中小型風力発電の可能性

中小型風力発電を普及させるためには、コスト面が最大のネックになる。
初期投資もメンテナンスコストも縮減するためのアイデアを考えてみたい。

超低価格の風力発電を開発するにためには前提として、次の3つを考慮する必要がある。

①汎用材料の使用
建設コスト削減のためには、一般に流通している建設資材や機械による発電施設の設計
また、交換部品についても安価で、長期的に安定して購入できること

②施工性
 汎用の小型建設機械により、運搬、設置、施工ができること

③維持管理
電力消費する企業自身が管理するため、日常のメンテが、少しの訓練で出来ること
基本的に故障は少ないこと
高所作業等危険な作業がないこと
故障しても、大部分は自分たちで修理できること

その他、中小型の風力発電を開発する上でのアイデアとして

①プロペラの材質
風力発電の故障箇所として、風車が故障しやすいことが問題だ
��RPやカーボンなどは、破損したときにも修理や更新時のコストが高い
中小型の風車で、もっと安くて、修理もしやすい方式はないだろうか。

オランダの伝統的風車をみると木組みに、帆をかぶせたプロペラになっている。
枠組み構造+帆の構造がヒントになるのではないか。
また、破損時は、帆が先に破れるように設計しておけば、修繕も簡易で、コストも安い

②ウイングの利用
壁構造で風向をコントロールする。または、漏斗のように、風を増幅する仕組みだ。
発電効率は上がるだろう。(非可動部分が多くなり、メンテはしやすい)
これも枠組み+帆布で作れば、低コストかつメンテは容易

※ウイングを活用し、プロペラを使わないタイプの風力発電(いくつか風車のタイプがある)が、実用化できればかなりの技術的なブレークスルーになるだろう。