大震災発生時、自分は多摩の自宅にいました。
横揺れが始まり、30秒ほどたっても収まらず、揺れがますます大きくなって行くので、古いマンションの1階ということもあり、RC(鉄筋コンクリート)壁構造なので大丈夫だとは思うが、万が一を考えて、外に出た。
ちょうど、嫁と子供達が外にいたので、私も合流して、安全な位置で地震が収まるのをまったのだが、盛土地盤の上ということもあり、立っていられないほどの揺れになった。
まるで、地面が餅のよう、5階建てのRCの建物が、プリンのようにしなって揺れていた。
その後、5分ほど揺れたが、家屋の被害は無かったが、家の中は、棚のものが飛び出してぐちゃぐちゃになりました。
近くの商業施設の立体駐車場が崩れて、人が亡くなられた。
震源地が東北と聞いて、震源からこれほど離れていてこの揺れの大きさと長さは、ただ事ではないないとすぐにわかった。
被災地の、あまりの悲惨さに言葉がない。
特に子を持つ親として、家族を亡くされた方が本当に気の毒だ。
今回の大震災は、日本人の冷静さ、不屈の精神を見たと同時に、政府側の対応の遅さ、機能不全が目立っている。
「~の方針がでた」、「~を検討している」とか、意思決定が遅すぎる。
時を逸すれば、人命に多くの被害がでる緊急時は、多少の無駄が出ても、迅速に決定してほしい。